多治見市の新しい美術施設「モザイクタイルミュージアム」
こちらの内覧会が昨日開催され、出かけてまいりました。

もともと多治見では大正時代よりタイル産業が盛んだったそうですが、特に戦後はこの美術館のある多治見市笠原町が全国最大の生産地として栄えたそうです。
そのことを受けて、この美術館は、1995年に町の有志の方たちがこの技術を後世に残そうと動き始め、約20年かけてこの度の開館を迎えたという、とてもあたたかな館になります。

展示もさることながら、注目はその建築。
藤森照信氏(東京大学名誉教授)が手掛けた、不思議な形の建物です。
美術愛好家の方には、赤瀬川原平氏の自宅「ニラハウス」の設計者というと「あっ!」と思い出される方もみえるかもしれません。
今回はタイルの元となる粘土山のイメージから作られたそうです。

入口も、おとぎの国に来たような、わくわくする作りになっています。

建物は4階建て。
最上階の4階は、天井がくりぬかれていて、モザイクがキラキラ輝く作りです。
内覧会でも多くの方が、こちらで空を見上げてみえました。
公式ウェブサイトはこちらです。
http://www.mosaictile-museum.jp/
多治見市内には、岐阜県現代陶芸美術館、多治見市美濃焼ミュージアム、
市之倉さかづき美術館、その他多くの陶器のギャラリーなどもございます。
多治見のミュージアム巡りなどされてはいかがでしょうか(^^)
柳ケ瀬画廊 市川瑛子